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2016年03月11日 [まるいちブログ]

思いついた事を書きならべます

お世話になります。

東日本大震災からちょうど5年経過しました。当時は用賀の総合病院で営繕関係の打合せを終え、駐車場に着いた時に地震が起きました。電柱や屋外灯が横に揺れ、近くにいた年配の女性が座り込み、エントランスからは車椅子を押した看護師の方達が出入口から流れるように出てきました。ようやくこれは大きな地震だと判明したのは翌日ですが、その月に退職し、実家に戻りました。大げさですが、もしかしたらこのままこの国は終わりなのかも、と思った時、どうせなら生まれた土地で終わりたいと思いました。毎日、不安なニュースが流れ、どれか本当の情報なのかわかりませんでした。まともな判断もできず、用もないのに飲料水を買い込んだりしました。退職の大きな理由は、今になると大きな震災を目撃して、あらためて将来を考えた時、ここは自分の終わる場所ではないかも、という子供のようないい加減なものです。

個人的な友人の中で6年以上の付き合いになりますが、仕事がつらい時や仕事が見つからなくてつらい時、辛抱強く話相手になってくれた友人がいます。彼は福島県二本松市出身で、今も市内に住み、県内の会社に勤めています。弟がマスクをしながら野球をしている等、震災の影響が垣間見れる話は度々聞きます。私には彼に何事もなくこのまま健康で、このまま友人である事を願う事しか何もできませんが、それなりの大人になったと自負がありますので、何かあれば力になりたいと思います。

何か不足の事態になった時、人の役にたてるか、というのは、当社の新年会でオーナーがお話しした内容です。もちろん私個人と会社全体では、その対象の規模は違いますが、企業の理念や業務をこなしてきた結果、おかげさまで誰かが困った時に、手助けする姿勢はおかげさまで身に着きました。仕事の話になりますが、当社のサービスはお金を頂いているのに感謝もされます。仕事の紹介もして頂けます。誰かの役に立つ事だけを考えれば、それなりの足跡ができるのではないかと思います。

忘れたい日であると同時に、3月11日は色々な方に課題を残し、消えない傷跡を残した日です。
被災地ではご家族やご友人がを亡くされた方もたくさんいらっしゃると思います。
私は、たまたま居た場所がよかっただけに過ぎません。

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