[遺品整理 多摩市]
2026年07月03日
【実体験から伝える形見分け。夫を亡くし、遺品を「捨てられなくて配った」私のお話】
ブログ更新担当の安諸です。
前回は、遺品整理中に涙があふれて作業が進まないとき、その焦るお気持ちにどう寄り添うかについてお話ししました。
今回は、遺品整理を進めていく中で「これってどうしたらいいんだろう?」と迷われがちな、「形見分け」についてのお話です。
今の時代、「形見分け」という堅苦しい風習はあまり聞かなくなりましたよね。親戚一同を集めて故人の愛用品を配るような習慣は、現代のライフスタイルには少し合わなくなってきているのが現実です。
しかし、いざ自分が遺品整理をする側になると、「どうしても捨てられないから、誰かに受け取ってほしい」という強い心理が働くことがあります。
実は私自身、過去に夫を亡くしたとき、主人の遺品をどうしてもゴミにすることができなくて、周りの人にたくさん配ってしまった経験があります。
「手放したくない」からこその、あげたい気持ち
カウンセラーとしてお話を伺っていても、「周りに迷惑かもしれないけれど、処分するくらいなら誰かに使ってほしい」と悩む声をよく耳にします。
これは昔の形式にこだわっているのではなく、
「大好きな人の生きた証を、ゴミとして処分したくない」という、ご遺族の切実な本音からくるものなんですよね。その「あげたい」と思う気持ちは、とても自然で温かい感情です。
処分することへの罪悪感から、誰かに託したい
モノを捨てる痛みを、誰かに引き継いでもらうことで和らげたいと思うのは、人間の心として当然のことです。
だからこそ、現代特有のすれ違いも生まれる
一方で、住宅事情や好みの違いから、もらう側が「大切すぎてどう扱っていいか分からない(捨てられなくて困る)」と、心理的負担を感じてしまう現実もあります。
次回の記事(後編)では、この「あげたい気持ち」と「現代のリアル」のバランスをどう取ればいいのか、具体的な向き合い方をお伝えします。


